
「親なきあと」に備える中で、頼れる専門家の存在は本当に心強いものです。
特に、障がいのある子どもを育てる家庭にとって、誰に相談すればよいか分からないとき、「まずこの人に話してみよう」と思える存在がいることは、大きな安心につながります。
今回は、わが家が日頃お世話になっている相談支援専門員さんについて、その役割やありがたさをお伝えします。
相談支援専門員さんってどんなことをしてくれるの?
先日、長男の個別支援計画のモニタリングが行われました。
長男はダウン症で知的障がいがあり、現在は「就労継続支援B型」の事業所に通っています。
この支援計画は、長男がどんな人たちに、どのように支えてもらいながら暮らしていくのかを明文化するもの。
その計画を立てたり、進行状況をチェックしたりしてくれるのが相談支援専門員さんです。
介護の世界でいうところのケアマネジャーに似た役割を担っています。
相談支援専門員の主な仕事:
- 利用できる福祉サービスの提案
- サービス事業所との調整(コーディネート)
- 個別支援計画の作成・見直し
- 実際の支援内容のモニタリング
- 家族の不安や要望の聞き取り
- 行政や関係機関との連携
長男の場合は誕生月に支援計画を立て、約半年ごとにモニタリングを行っています。
その際には本人の希望、親の思い、生活リズム、余暇の過ごし方なども丁寧にヒアリングしてくれます。
親の知らない一面を教えてくれる存在
長男が通っている事業所では、作業訓練や身辺自立の練習をしています。
連絡帳で様子を知らせていただいていますが、親としては「実際の姿を見たいな…」と思うことも。
でも、長男は私が事業所に来るのを嫌がります。
そこは彼にとっての自分の居場所。親に見られたくない気持ちがあるようです。
そこで、相談支援専門員さんが事業所を訪問してモニタリングを行ってくださることが、本当にありがたいのです。
現場での様子を親に伝えてくれることで、
- どんな風に一日を過ごしているのか
- どんな作業をしているのか
- 職員さんとの関わり方
といった「親が知らない長男の姿」を知ることができ、成長を実感する場面も増えました。
困りごとや将来の不安も話せる相手
相談支援専門員さんには、次のようなことも気軽に相談できます。
- 今の困りごと
- 将来への不安
- 使ってみたいサービス
- 家族としての悩みや疲れ
わが家の今の悩みは主治医探しです。
長年診ていただいていた先生が退職され、新たに地域で受け入れてくださる先生を探しているところです。
また、将来的にはグループホームへの入居も考えています。
その情報収集や地域の現状についても、以前から相談支援専門員さんに共有していて、随時情報をいただいています。
その他にも、成年後見制度の不安や、福祉サービスの不便さ、そして親としての愚痴も含め、受け止めてくださっています。
客観的な視点が親を助けてくれる
第三者だからこそ伝えられる、客観的な意見もとても大切です。
「これは親の希望を押しつけていたかも」
「本人の気持ちをもっと大切にしよう」
そんな気づきをもらえるからこそ、相談支援専門員さんの存在はありがたいのです。
年に2回の面談だけでなく、いざというときに相談できる関係性があることが、わが家にとって大きな支えになっています。
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